気持ちいい生活(ベランダ編)
続・旅先の宿に学ぶ、くつろぎの空間作り。ベランダは部屋の延長?


2019年の夏から秋にかけて、自室前のベランダを改修した。とはいっても、業者さんを入れての「リフォーム」ではなく、自前で行った「模様替え」です。これまでのベランダは、なんつーか「屋外」であって、うちの「外」という感じ。ベランダはサッシ窓を隔てた別空間の認識・扱いだったんだよね。

2002年9月に「気持ちいい生活―旅先の宿に学ぶ、くつろぎの空間作り」で、いろいろ試行している&個別要素の自分なりの解釈を披露(笑)したわけですが、ある意味それらの集大成が、今回のベランダ改修(模様替え)になっているのかなーと。

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※なお、今回改修したベランダについては、以下ブログに写真載せてます。

※あと、今になって読み返すと恥ずかしいけど、これまでの同シリーズについては、以下ナンバーのリンクを提示します。よかったらお読みくださいませ。


どことなくホテルや旅館で見たアレを頭に思い浮かべ…

特にコレ!といえるものを参考にしたわけでなく、思い浮かぶホテル名とかないのだけれど、まとまったベランダのカタチとしては、友人いわく「南国リゾート感」あるアジアンなイメージに。今回これを作るにあたっては、まず私の中にある「ベランダ」の認識を、少しずつ変えることになりました。

そもそもベランダというものは、部屋の延長に位置することが多いわけでして、これを部屋の一部とする(部屋の拡張)、という「意識を変える」ところからはじめたのです。

これまでのベランダは、床面も壁と同じ色、そして壁は空気が通り抜ける隙間がなくて、ほこり&汚れが風雨で洗い流されず。ところどころで水たまりもでき、それが目立つために高頻度で掃除も必要。当然ながら、外履きのサンダルに履き替えて。

「ちょっとコレ、なんとかしたいよねぇ…」
自室が仕事場でもある私、自宅で過ごす時間を少しでも快適にするため、これまでの自室を見直すと同時に、部屋と切り離されていた未開拓(?)のベランダ活用に思い立ったわけなのです。


参考にしたのはホテルのエントランスや中庭など

部屋の延長、屋外の「もうひとつの部屋」としてベランダを考える際に参考したものは、ベランダやバルコニーそのものではなく、エントランスや中庭といったものでした。過去に訪れたホテルで撮った(気になった)メモ写真を見返し、私が「落ち着く」要素を探るなどして(笑)。

そこで意外と私、ホテルのエントランスやエレベータホールの空間、そこにあるオブジェの写真、あとは中庭を撮っていることが多いんですね。これらを見ているうちに「ああ、なるほど」と。

なんというか、私の自室、見える景色には「主役」がなかった。アイドルグループに例えれば、いわゆる「センターの不在」。特に目立たなくて背景に溶け込んでしまう(ある意味で「縁の下の力持ち」的な)華やかでない主役でもよいのだけれど、何か「どっしり」したテーマ、センターをキープする「何か」があると、カタチとしてまとまりやすいのかなと。

旅先で撮ったほかの写真(落ち着いたカフェの写真とか)も、ベランダ作りのために参照はしたのだけれど、しかしそれは私の場合、思想のベースに今回はならず。まぁ、もともと自室のベランダは、パブリックな空間ではなく、その要素も(あっても同居する家族間だけと)少ないのだから、これは当たり前ですかねー。


これからも「旅先の宿に学ぶ、くつろぎの空間作り」は続く

ホテルは「寝るだけ」の利用という若者時代が去った私でありますが(笑)、そのおかけで歳を重ねるごとに「宿選び」の選択肢は増え、そこで学んだり吸収するもの、「コレいいよね」と知ること、発見する機会も多くなりました。何もかもが熱く感動する(?)ようなことはないけれど、本当にじんわりと。

今回は「ベランダ編」と題して書きましたが、特にべランダをテーマにして語ったわけでなく、これまでの「気持ちいい生活」の延長線上で、これまでのお出かけで見てきた自分にとってのいいものを集め、(ご予算等の多くの制限ある中で)自室のベランダ作りをしてみた「振り返り」の記録として残したものです。

部屋の延長としてウッドデッキのパネルを敷き、そのまま部屋のスリッパで「ちょっとベランダに出てみよう」という気持ちになれる。特に目立つとか派手さ、大きな代わり映えはないけれど、部屋からの眺め、カーテンや窓を開けて過ごしてもいいかも!?と、以前より気持ちが前向きで落ち着く・安定する部屋に。方向性として、ちょっと大きく1歩前に進めたのかな…とも思えたのです。

ベランダ作りを通して、「大人にも自分の空間、大人部屋って必要だよね」と、今になってやたらと実感します。「子ども部屋」については世間一般的に優先順位が高く、ライフステージの中で「用意する」ことが語られたりします。でも、これを用意する大人自身にはあまりないんだよね。「自分の空間」って大事なことなのに。


<2020年5月4日掲載>