2019年12月 足を延ばして宜蘭&羅東 台北滞在5日間
昨年開業の淡海ライトレール(輕軌/LRT)お試し乗車もしてみました(笑)。


朝、台北を高速バスで出発して宜蘭へ。市内見物、羅東夜市を楽しみ、夜のバスで台北へ戻る――そんな感じのザックリしたイメージが、今回旅行の一大イベント!なかなかよかったですよー。

台湾東部の玄関口、宜蘭県は台湾北部の東側に位置し、県都は蘭陽平原の中央にある宜蘭市です。2006年7月に開通し、翌年の2007年11月から高速バスの通行もできるようになった雪山トンネルのおかげで、台北から宜蘭までは約1時間半(渋滞なければ1時間程度)。台北からの日帰り観光の対象となり、ますますこれからの発展が望まれるエリアです。

宜蘭県一帯は海や川、山地と豊かな自然に恵まれ、温泉であれば北部の礁溪温泉か南端の蘇澳冷泉が有名です。また、宜蘭の南の羅東は県内随一の夜市で知られており、このエリアの各国ガイドブックにも載っています。

実は昨年10月の台湾旅行で、台風の接近さえなければ、新店から宜蘭県(蘇澳)へ行こう、トライしてみようと計画していたんだよねー。(そういえば帰国後に、訪れたかった蘇澳で日本でもニュースになったプユマ号脱線事故があったりして、Oh…となった記憶も一緒によみがえる)
今回の旅行で、前回のちょっとした心残りというか、課題の1つがクリアされたことは、極めて個人的な話ではありますけれど、本当によかったなーと。。。

宜蘭を訪れる前日までは、台北MRTで行ける南北の端へ。レッドラインの淡水信義線で北端の「淡水」と、グリーンラインの松山新店線で南端の新店駅「碧潭」を訪れました。淡水は2007年11月の台湾旅行以来。「あれ、いつだったっけ?」「もう10年以上経ったのか~」と、当時そこで一緒にお茶したであろうカフェの建物を見て、そんなことを思ったりしてました。(年齢にともなって変化する体力とか、各家庭や個人各々のライフステージなど、いろいろありますからねぇ…)

※参考までに今回の旅程など

当日のおおまかな動き(旅程)
1
[午前]成田空港からJL便で[午後]台湾/桃園空港へ到着
空港から桃園空港MRTで[夕方]台北入り→ホテルへチェックイン
[夜]友人宿泊ホテルロビーで待ち合わせ→台北駅からMRTで中山駅→現地友人と合流して食事へ
【柚香酸柑茶で乾杯!「六堆伙房」で客家料理!】
食事後は歩いてMRT中山駅-雙連駅間の冬イルミネーションを見物→現地友人とMRT雙連駅でお別れ→そのまま地下街を歩いて台北駅→友人と別れてホテルへ戻る
2
[午前]友人宿泊ホテルロビーで待ち合わせ→台北駅からMRTで紅樹林駅→現地友人と合流→紅樹林から淡海LRTで崁頂駅 →折り返し淡海LRTで紅樹林へ戻って→MRTで淡水駅→[昼]歩いて真理街へ
【昼食は淡水ご当地グルメ 老牌阿給(淡水老牌阿給)!】
[午後]真理街を歩いて→私立淡江高級中学(八角楼などを見学)→紅毛城→前清英国領事官邸→淡水川岸を歩いて→中正路→台湾基督長老教会淡水教会→再び淡水川岸を歩き→淡水客船碼頭→淡水老街→公明街→MRT淡水駅へ戻る
[夕方]淡水駅からMRTで圓山駅→花博公園/花博農民市集(ファーマーズマーケット)→公園内フードコートでお茶休憩(お茶中に台湾選挙運動の一行がそばを通過で、生「柯P」を初めて見るw)
[夜]花博公園から歩いて大龍街(大龍街夜市)へ
【風が吹いて寒い夜だから、5味臭臭鍋でひとり鍋×4人】
食事後に大龍街をぶらぶら→看板読み間違い事件勃発(笑)
【極極冷熱冰 Ji Dessertで台湾庶民のデザート燒麻糬など】
大龍街から超満腹状態で歩いてMRT圓山駅→現地友人たち分かれてMRTで台北駅→友人と別れてホテルへ戻る
3
[午前]友人宿泊ホテルロビーで待ち合わせ→台北駅地下からK区(誠品地下街)横を歩いてMRT桃園空港駅→Y区(台北地下街)エスニック街→MTR北門駅→MRTで新店駅→新店渓沿いの碧潭風景区へ
碧潭吊橋→碧潭湖畔レストラン街(碧潭風景区東岸商店街)→碧潭渡船頭停車場(渡し船の乗降場)→開天宮→新店老街
【昼食は碧潭湖畔レストランのオープンカフェ!】
[午後]碧潭湖畔レストラン街から歩いて瑠公圳(灌漑用水路)→瑠公圳圳頭展示館(屋外展示パネルと水門&ポンプ所)→MRT新店駅→途中MRTを乗り換えて大橋頭駅→現地友人と合流して迪化街→大稲埕碼頭PIER5(大稲埕碼頭河岸特区)→迪化街をぶらぶら散策(&お茶休憩の場所探し)
【迪化街のリノベーションカフェでお茶休憩】
[夕方]迪化街から歩いて待ち合わせ夕食会場へ
【夕食はローカル色の濃い「良芳川菜客家菜餐廳」で中華料理!】
[夜]食事後は現地友人たちと別れて→寧夏夜市の前を通過→ひたすら歩いて京站時尚広場(Q square)→台北轉運站(台北バスステーション/明日の下見)→中山地下街→台北駅→友人と別れてホテルへ戻る
4
[午前]友人宿泊ホテルロビーで待ち合わせ→台北駅地下から台北轉運站(台北バスステーション)→葛瑪蘭バス(Kamalan Bus)で約1時間30分後に[昼]宜蘭へ
宜蘭バスステーション→宜蘭駅(後駅)→幾米広場(幾米公園)→宜蘭駅(前駅)→宜蘭の「石敢當」探しで路地へ(笑)
【昼食は大貓扁食麵で魚丸麺の小吃】
[午後]宜蘭観光酒廠(酒工場)→甲蘭子酒博物館→酒銀行→東門宜蘭夜市の葱油餅店へ
【宜蘭はネギの産地ということで葱油餅のおやつ!】
[夕方]宜蘭駅から台湾鐡道で羅東駅→歩いて羅東林業文化園区→羅東夜市をぶらぶら→[夜]羅東駅→羅東バスターミナル→葛瑪蘭バスで台北へ戻る(道中で台湾の緊急地震速報を初体験)→台北轉運站(台北バスステーション)から歩いて中山へ
【最後の夜は「高記」で上海料理に舌鼓を打つ!】
食事後は外を歩いて台北駅付近で友人と別れてホテルへ戻る(夜遊びせず)
5
[午前]ホテルチェックアウト→空港MRT台北駅から桃園空港へ(ターミナル間違った…)
[昼]台湾桃園空港よりJL便で[夕方]成田空港へ
[夜]成田濃霧で空港混雑&道路視界不良で帰るの危険と判断し、空港そばのホテルへ後泊する(無理しない!)

今回の台湾旅行では、現地で友人と会う・行動を共にすることを第一に考えて(想定して)、台北駅そばの台北凱撒台大飯店(シーザーパーク)or 台北天成大飯店(コスモスホテル)のどちらかに~と最後まで悩み、最終的に後者の宿を選択・チョイスしました。今回もエア&ホテルは個人手配しております。

台北市のまわりを囲む新北市、これから新交通システムが2020年に一部開業予定。台北MRTの環状線です。台北の中心地にホテルを確保して観光をまわる人にはあまり関係ないかもしれませんが、コレが使えるようになると、ワザワザ大回りして台北の中心地を経由する(そこで地下鉄を乗り換えるなどの)必要がなくなります。たとえば新店から、板橋や桃園空港MRTの途中駅にも接続するので、これは期待大ですねー。

新北市の新交通システムといえば、2018年12月に開業した淡海LRTに今回初乗車してみました。一般の外国人旅行者としては、今のところ、特に観光として見て回るスポットはなく、「ハイキングにはよさそうだな~」という感じです。将来的には淡水、向こう岸の八里まで延伸する予定です。(八里までつながると助かるなー)

さて、その淡海LRTの駅の見どころは、台湾の絵本作家、ジミー・リャオ(幾米)のオブジェが全駅に飾られていること。写真が好きな人には途中下車しての写真撮影は楽しそう。今回旅行で訪れたら、ちょうど開業1周年を記念してのラッピング列車の運行もやってました。車内にもキャラクター座っていましたよー。

ちなみに、宜蘭はその絵本作家の出身地ということで、宜蘭駅舎とそのまわりもジミー・リャオの世界でした~。(だから駅舎にキリンさんなのか~とw)

<2020年1月5日掲載>