2017年5月 高雄の動物園と台湾バナナの産地へ小旅行
出張先での台湾・高雄の休日。ふらっと出かけたローカルバスの旅


2017年の4月中旬と5月上旬、仕事で台北と高雄に滞在することになりました。今回はその期間中の日曜日に出かけた高雄の小旅行を記録&レポートします。午前中は高雄市街の西部にある壽山の動物園、午後は高雄の北部、台南と屏東(ビントン)の境にある小さな町の旗山を訪れました。

壽山(ショウシャン)は2015年11月レポートにある通り、外国人観光客向けの紹介としては「高雄市街と海が望める場所」というのが一般的。中腹には忠烈祠や情人景観台などがあり、夜景の名所としても知られています。その途中にある壽山動物園には世界で約250頭しか確認されていない珍しいホワイトタイガーが見られます。ここでは日本国内の動物園とは違った動物の展示方法や雰囲気を楽しみました。

お昼過ぎから出かけた旗山(チーシャン)は、古くから製糖業とバナナの産地として栄え、当時の古い街並みが今も残る町でした。旧市街の起点には、1920年前後に栄えた当時の象徴といえる高雄と旗山を結ぶ軽便鉄道の旗山車站(旧駅舎)。ここからまっすぐ前の道が昭和初期に建設されたバロック風装飾が美しい旗山老街です。1970年代に鉄道は廃止されてもうありませんが、歩きながらこの通りを眺めていると、人の往来はもちろん、当時はここから砂糖や農産物を運んでいたのだろうな…と、昔を想像させられます。台湾第二の都市・高雄の街もいいけれど、のどかな町の姿も非常によいものでした。


※参考までに今回の旅程など

当日のおおまかな動き(旅程)
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[午前]MRTで高雄駅→高雄駅前から港都客運バスで壽山動物園へ。
壽山動物園から再びバスで高雄駅→MRTで左營駅へ移動。
【昼は左營の新光三越の地下で軽め鶏肉飯!】
[午後]高鐵左營駅前から高雄客運バスに乗って(約1時間)旗山へ。
旗山バスターミナルから歩いて→旗山車站→旗山老街をふらふら散歩(笑)
その後、旗山の町が見渡せる高台にある旗山孔子廟→武徳殿→旗山天后宮→再び旗山老街→旗山車站(糖鐵故事館)を入場見学。
【おやつ休憩は台湾バナナの里・旗山のバナナケーキ!】
[夕方]旗山バスターミナルからバスに乗って高鐵左營駅→MRTで鹽埕埔→銀樓街と鹽埕街あたりをふらふら散歩(笑)
【永和小籠湯包で夕食前に小腹が満たす!】
食後はお買い得品の台湾マスクをいくつか購入してホテルへ帰る。
(部屋で衣服の洗濯後、ホテルのレストランで夕食を済ます)

今回は仕事の出張旅ということで、私自身がエアとホテルを手配することはなかったけれど、高雄の宿はいつも個人旅行で利用している華王大飯店(ホテルキングダム)にしてもらいました。

高雄出張滞在中の平日は(あまり時間が取れないものの)、仕事帰りに試験運転期間中の高雄LRTに乗ってみたり、漢神百貨/高雄アリーナショッピングモールや、高雄MRTの鳳山站(中華街観光夜市)あたりを適当に歩いたりもしました。

出張で高雄と台北を行き来する際に、今回初めて高鐵/台湾新幹線の、日本でいうところの「グリーン車」に相当する商務座(ビジネス車両)を利用してみました。日本とは違ってドリンクとお菓子サービスです。(しかも、飲み物はお代わり自由!)ペットボトルのミネラルウォーター、ホットコーヒー、ジュースの中から選べます。一度に「水とコーヒー」を頼んでもOKでした。新聞も車内で希望者に配ってたりと、日本よりサービスいいかも?(ただし、平日はビジネスマンの利用者が多く、座席埋まるの早いみたい)

<2017年5月15日掲載>