2012年9月
じっくり市内観光&グルメツアーなソウル5日間
Nソウルタワーと景福宮を初観光! 今回もグルメ旅行になった気がする(笑)。


今回はあらかじめ決めていたソウル旅行の期間中に、後からソウルでの仕事依頼が舞い込んで、渡航期間中にその仕事が出来るようスケジュールを調整してなんとか収めてしまったという事例にもなりました。だって、旅行から帰国して、中二日で仕事のためにまたソウルへ旅立つのは面倒くさいし、経費も多くかかるんですもん(笑)。

十数年ぶりに訪れた水原は、その昔の記憶と違っていて、私の中ではいろいろビックリでありました。世界遺産に登録されている水原華城は、朝鮮王朝第22代国王の正祖が建造した巴城。父である荘献世子の陵(墓所)を水原に移した際に築いたもので、1793年末に着工され、1796年9月に完成。城郭は八達山の稜線から山麓にかけて全長5.7kmにわたります。いつの日か、水原華城の城郭をハイキングで一周してみて、城壁の上からいろいろな景色が見たいと思いましたね~。

景色といえば、翌日に行ったNソウルタワーからの眺めもよかったですね。このタワーが立つ山の高さは243m、その上に建てられているタワーの高さも同じくらいありますから、眺めはざっと400m以上の高さからになるわけでして、地下鉄で移動することが多いソウルの街が小さく見えるだけでなく、かつては風水によって選定され、それに基づいて造られた都であるソウルを取り囲む地形がよくわかり、新たな発見もあって想像より楽しかったスポットでありました。

旅行の2日目と3日目の食事のチョイスに私が関わったのは1件だけで、あとはすべて友人たちチョイス&おすすめのお店です。みなさんの「食の嗅覚」が素晴らしく、おいしいものが非常にリーズナブルな価格で今回も食べられました。特にカンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)定食は極上で、もうほかのお店のものは食べられないかも?というほどの衝撃を受けた私でありました(笑)。←でも食べるw

* * * * *

2012年8月に韓国の李明博大統領が「日本側の主張する島根県の竹島に上陸/韓国側では実効支配を続ける自国の島・独島に訪問」したという出来事によって日韓関係に緊張が走り、まだ沈静化していない中での今回の渡航でした。

結論から言うと、フツーに観光する分には何の問題もなく、ソウル市民の反応はいたって冷静かつ平穏。政府間の問題と日韓の市民同士の関係は全く別のようで安心いたしました。日本人・韓国人と普段から接する人たちは誰も衝突などしたくないもので、むしろ最前線で接する人たちは仲よくやりたいもの。お互いの政府がヘンなこと(?)をしなければ大丈夫だということが再確認できた旅行でもあったかなぁ、なんて思いましたね。

政府間に緊張が走っても、いつもと何も変わらないソウルに安心した私ですが、今回の旅行に集まったメンバーのみなさんは、帰国日あたりに直撃するであろう台風の影響の方がドキドキだったことでしょうね(笑)。←無論、私もそうでしたがw


※参考までに今回の旅程など

当日のおおまかな動き(旅程)
1
[夜]成田空港からJL便で[深夜]仁川国際空港に到着
空港から空港鉄道(A'REX)に乗り→ソウル入り→ホテルへチェックイン
2
[朝]ホテルから歩いて10分足らず茶洞へ
【朝食はあっさりした干しスケトウダラのスープ定食!】
[午前]ソウルから地下鉄&京釜線(相互乗り入れ)で水原へ移動
バスに乗って→八達門→歩いて華城行宮(入場せず)→八達山で錬武台から乗車の華城列車チケットを購入→華虹門方向へ
【昼食から豪勢に水原カルビ&韓牛ステーキ!】
[午後]華虹門→錬武台から華城列車に乗って水原華城を車上観光→八達山で下車→歩いて八達門→バスに乗って水原駅へ
[夕方]ソウルに戻り→明洞でタイ式マッサージ
[夜]明洞から地下鉄でエオゲへ移動
【夕食は極上のカンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)の定食!】
その後、ホテルに戻ってお茶しながらミーティング(笑)。
3
[朝]ホテルから歩いて明洞へ(朝食が食べられる店探しで街をさまようw)
【朝食は韓国式のり巻き&韓国式餃子(キムパプ&マンドゥ)】
[午前]Nソウルタワー→南大門市場→仁寺洞→北村キル
【昼食は北村で韓国式うどん!(カルックス&マンドゥ)】
[午後]三清洞キル→北村→景福宮を見学
[夕方]明洞でお茶休憩後→ロッテのデパ地下→[夜]地下鉄で東大門へ
【夕食は鶏の水炊き(タッカンマリ)鍋をみなでつつく!】
その後、ホテルの部屋で明日の現場仕事の準備に取りかかる(涙)。
4
[朝]ホテルから歩いて20分くらいの光化門方面へ
【朝食はたくさんのおかずと食べるお粥の定食!】
[午前]友人と別れ、ひとり清渓川沿いを歩き→広蔵市場→恵化へ移動
駱山公園→ソウルの城壁→梨花洞を散策→大学路の現場(仕事)へ
[夕方]ロッテデパートでお買い物→スターアベニュー→ホテルへ戻る
※この日、台風直撃の暴風雨のため、外出は控える(涙)。
5
[朝]ホテルチェックアウト→ソウル駅へ
[午前]空港鉄道(A'REX)に乗って→仁川国際空港へ
【早めお昼は空港で韓国冷麺(ビビンネンミョン)を食べる!】
[昼]JL便で[午後]成田空港へ

今回はJALのダイナミックパッケージで飛行機とホテルを確保しました。ホテルはプレジデントホテルをチョイス。ここは市庁舎の斜め前、ロッテホテルに隣接しており、空港行きのバス乗り場や地下鉄駅に通じる地下道の入口もあるのでいろいろ便利です。


※フライトとホテルを重視で、今回はダイナミックパッケージを利用!
※フライトとホテルを重視で、今回はダイナミックパッケージを利用!

今回の渡航でようやくソウルの公共交通カード「T-money」を地下鉄駅構内の自動販売機で購入。空港鉄道(A'REX)以外はこれ1枚のカードにチャージするだけで地下鉄やバスに乗れる上に、水原でもそのまま使えて楽チン・快適でありました~。

ただ、この「T-money」カードですが、改札機などのセンサー(カードリーダー)が日本のSuicaやPASMO、ICOCA、nimocaなどと比べて電波強度が弱いせいか、カードをパスケースに入れたままでもタッチ&ゴーできるかというとそうでもないようです。
(パスケースに入れて試してみたら、何度かエラーで改札通り抜けられませんでした)

ソウルの人たちを観察してみると、みなさんカードそのものを出してタッチ&ゴーしているような? パスケースにカードを入れて使うのって、日本だけの文化なのかな?

<2013年2月12日掲載>