2019年1月 マカオ2度目の旅と香港滞在6日間
新界・沙田(Sha Tin)の香港文化博物館で「ブルース・リー展」も参観!


マカオを訪れたのはポルトガル領だった1997年以来。香港の主権がイギリスだった時代のことです。当時のマカオは人の密度も(今と比べたら)高くなくて、香港や東京など都会の街中みたいに、まわりの他人と歩調を合わせる必要もなく、南欧の佇まいの中で時間の流れもゆっくりでした。

その一方、マカオは色と欲、カジノとエッチを求める観光客が大量にやって来るところで、彼らがマカオの経済を左右する街でもありました。そういえば、あの頃はまだポケットベルが主流だったし、日本よりその活用方法とか、(広告配信による)通信料の安さ、SIMカードの扱い方などが、こっちの人たちの方が何歩も先に進んでいたことも、20代の私にはとても衝撃的でしたね。

今回のマカオは2度目の旅。リピーターとして、ちょっとディープなマカオを~という感じで訪れるには、22年の歳月は流れ過ぎておりまして(笑)、私の感覚としては、ほぼ「初めて」と変わりなく楽しめたように思います。狭い範囲に密集する歴史に浸る世界遺産巡り、道に迷うことも楽しめるマカオ街歩きとなりました。

東西文化が優しく混ざり合っているところが魅力のマカオ。わずか28㎢の小さな街だけど、日帰りでは味わいきれません。いつかはのんびりお泊りで訪れてもいいかな~。

※参考までに今回の旅程など

当日のおおまかな動き(旅程)
1
[午前]羽田空港からJL便で[午後]香港国際空港に到着
空港鉄道で香港島→シャトルバスで[夕方]宿へチェックイン
[夜]尖沙咀のホテルロビーで待ち合わせ→重慶大厦で両替→飯屋を探して油麻地の廟街あたりをぶらぶら
【夕飯は金銘潮州粉麺餐廳で鮮蝦雲吞麺/エビワンタン麺】
佐敦から地下鉄に乗ってホテルへ直行→すぐ就寝!(明日は遅刻できぬ)
2
[朝]地下鉄で上環へ移動→[午前]マカオ行きフェリー乗り場(港澳客輪碼頭)待ち合わせ→香港出境してターボジェット(噴射飛航)でマカオへ
[昼前]マカオ入境→フェリーターミナル(外港客運碼頭)からグランド・リスボア(新葡京酒店)行き無料バスに乗ってマカオ島中心部へ
[昼]リスボアのカジノを見学&同行者がリスボア印の水筒をゲット(笑)→[午後]市街地を歩いて大堂広場(聖母誕辰主教座堂)→モンテの砦(大砲台)→聖ポール天主堂跡(大三巴牌坊)→哪吒廟→戀愛巷→聖ドミニコ教会(澳門玫瑰聖母堂)→セナド広場(議事亭前地)→民政総署(民政總署大樓) →聖オーガスチン教会(聖奧斯定堂)→ドン・ペドロ5世劇場(崗頂劇院)→聖ヨゼフ修道院聖堂(サン・ジョセ/聖若瑟修院及聖堂)→聖ローレンス教会(聖老楞佐堂)
[夕方]火船頭街あたりに出て黒沙海灘(黒沙ビーチ) 行きのバスを待つも、いつまで経ってもバスが来なくて撃沈(退散)→歩いて来た道を戻って→ 大堂広場の板樟堂巷へ
【夕飯はBOA MESA Portuguese Food MACAU ポルトガル料理で!】
[夜]余裕ぶっこいて食事をしていたら、思っていたより時間がなく、なんとか時間ギリギリで、グランド・リスボアからバスに乗り→マカオのフェリーターミナル(外港客運碼頭)→マカオ出境→ターボジェット(噴射飛航)で香港・上環→香港入境→ホテルへ帰る(夜10時頃)
3
[午前]地下鉄で上環→歩いて蓮香樓へ
【朝飲茶を楽しむ友人たちと蓮香樓で合流!】
[昼[数軒はしごのお買い物タイムで順興行(皮蛋)→安記海味(乾物)→上環からトラムに乗って中環で下車→九龍醤園(調味料)
[午後]トラムで西の終点、堅尼地城(Kennedy Town)へ
新興食家(お店入らず)→士美菲路街市を見学&お買い物(生鮮野菜など)→その後は祥香茶餐廳でお茶休憩
【午後茶は祥香茶餐廳で香港式レモンティーを飲む】
[夕方]堅尼地城からMRTで西營盤(Sai YingPun)→余均益(辣椒醤/チリソース/お店開いておらず)→西營盤街市ぶらぶら→女子組はマッサージ店へ/残りは西營盤のストリートアート壁画エリアを散策
[夜]合流後、夕飯を考えていた坤記煲仔小菜(Kwan Kee Claypot Rice)の本店&分店へ向かうが、激混みで予約なしは無理!→MRTで油麻地→廟街へ
【宏興美食館で廟街煲仔飯!】
明日の合流ポイント&待ち合わせ時間などを打ち合わせして解散!
4
[午前]地下鉄で深水埗→美荷樓(Mei Ho House)生活館を見学→香港点心専門店の添好運(Tim Ho Wan)まで歩いて移動
【昼食は世界一安いミシュラン一つ星レストラン添好運!】
[午後]深水埗をぶらぶら散策→深水埗街市→地下鉄で黄大仙→黄大仙廟→黄大仙中心でお買い物
[夕方]地下鉄で油麻地→忌廉家族(クリームふぁみりぃ)でお買い物
[夜]地下鉄で尖沙咀へ
【夕飯は稲香で火鍋/打邊爐(ダービンロウ)で鍋をつつく!】
お店を出たあとは、重慶大厦の薄暗い脇道を通って帰路へ(近道…)
5
[午前]地下鉄で尖沙咀→九龍ホテル→池記(Chee Kee)尖沙咀店へ
【麺とお粥がメインの池記で雲吞麺/ワンタン麺を食す!】
[昼]夕方便で帰国の友人と別れ、尖沙咀から地下鉄・鉄道を乗り換えて沙田(Sha Tin)の車公廟(駅)→香港文化博物館「ブルース・リー展」を鑑賞
[午後]博物館からそのまま歩いて車公廟(寺院)を見学→車公廟(駅)から地下鉄・鉄道を乗り換えて尖沙咀の方へ戻る(ここから受難の旅が始まる)
[夕方]地下鉄の佐敦(Jordan)から→佐敦道を歩いて柯士甸(Austin)→広深港高速鉄道の香港西九龍駅→圓方(Elements)ショッピングモール→香港SKY100/天際100へ(九龍サイドからは行きにくい場所であることを身をもってわかった旅であった…)
[夜]九龍から地下鉄で中環→尖沙咀で下車→歩いて中華レストランへ
【最後の夜は霸王山莊(King' Lodge)で中華料理!】
深夜便で帰国の友人とここでお別れ→ひとり香港の夜景を見てホテルへ戻る
6
[朝]のんびりホテルで朝食→ネスプレッソでGeorge Clooneyタイム(笑)
[午前]ホテルチェックアウト→地下鉄で中環→空港鉄道AEL香港→香港国際空港へ。[昼]搭乗時刻まで香港国際空港内を歩き回って散策
[午後]JL便で[夜]羽田空港へ

今回もエアはお値段でJALを選択。香港の宿はいつもの城市花園酒店(シティーガーデンホテル)をチョイスしました。空港鉄道AELの往復チケットは事前にkkdayでバウチャーを購入して利用。スマートフォンに届いたQRコードで改札を通過したのは今回が初めてになります。30%割引でお得でございました。

【30%割引】香港エアポートエクスプレス(機場快線)乗車チケット:片道 / 往復
※このほか、香港-マカオの高速フェリー割引乗船チケットを予約して使ってます。

近年の香港マイブームは新界(New Territories)だったりする私、今回は沙田(Sha Tin)の香港文化博物館へ。没後40周年の2013年7月から長期開催中の「ブルース・リー展」を観るのが目的でした。

ブルース・リー展「武・藝・人生 ― 李小龍」は、当初2018年7月20日までの開催だったそうですが、あまりの反響の大きさから会期が2020年までに延長。これまでの参観者は280万人で、1年間に56万人が足を運んだ計算になります。いかに人気が高いかがうかがえます。

また、香港の寺院としては「黄大仙」が有名ですが、今回の沙田で訪れた車公廟をはじめ、ほかの小さな寺院も味わい深いもの。香港を訪れた際には、寺院巡りをしてみるのも面白いかもなー。(マカオの聖ポール天主堂跡そばにある哪吒廟もよかったですし)

香港の中心街とは異なる雰囲気を持つ沙田、今度は街歩きをしてみたいですねー。

<2019年3月17日掲載>