2018年3月 香港のダウンタウンからハイキング
獅子山(Lion Rock)と元朗散策5日間
香港で1番高いビルsky100&深水埗の美荷樓(Mei Ho House)も見学!


タイトなスケジュールに疲れていたせいでしょうか、「ゆっくりマイペースで過ごしたいなぁ…」と、ふと私の頭の中に思い浮かんだ映像は、香港の常宿から歩いて向かう最寄りの地下鉄駅までの「お決まりの景色」でありました。それは私にとって「いつもの通勤や通学の風景」のようなもので、香港のどこかへ出かける前の、私の儀式・ルーティーンにいつの間にかなっていたようです。いつもの宿からいつもの道を通り、いつも変わらない風景や景色を見て、いつもの駅から出発し、そしてやがて戻ってくる。そういう毎日がちょっと恋しい…といった心境だったのかな、その時は。。。

毎度のことながら、特にどこへ行きたい&これを見てみたいというものがないままに、まずは旅行先(というか休暇先)を決めてしまったわけでありますが、「さて、香港で、どうやって過ごそうか?」と具体的に考え始めると、案外いろいろプランが出てくるものです。今回はその中から、まずはハイキング(というか山登り)を香港旅行の目的に選びました。

今回ハイキングに選んだ獅子山(Lion Rock)は、標高495mの九龍と新界を分ける峰で、有名な道教のお寺である黄大仙(Wong Tai Sin)の背後にそびえ、香港の街や人々を見下ろし守っているといわれています。

獅子山の山頂からの眺めはとても静かなものでした。天候にも恵まれ、空は霞みが少なく、対岸に浮かぶ香港島のシルエットがハッキリ見えて青空が広がっている。ビクトリアピークからの眺めと比較して「華やかさ」は全然ないのだけれど、心が落ち着く景色でとてもよかったです。また登ってみたいですね。

※参考までに今回の旅程など

当日のおおまかな動き(旅程)
1
[午前]羽田空港からJL便で[午後]香港国際空港に到着
空港鉄道AELで香港島→AELシャトルバス(AES)で宿へチェックイン
2
[午前]地下鉄で黄大仙へ移動→歩いて獅子山公園→獅子山登山道へ→[昼]獅子山の山頂(Lion's head)到着→沙田坳(Sha Tin Pass)→法蔵寺→黄大仙へ戻る
[午後]黄大仙から地下鉄で天后→ビクトリア公園で開催の香港花博を見学→[夕方]地下鉄で北角→春秧街や恵康(Welcom)スーパーなどで夕飯のお買い物→ホテルに戻る
※足パンパンの筋肉痛で、その後は部屋から出歩けず(苦笑)
3
[午前]地下鉄で九龍→香港で1番高いビルSky100展望台へ
[昼]地下鉄で元朗へ移動→軽便鉄道(LRT)駅を見学→元朗の街を少しだけ散策→[午後]地下鉄で深水埗→美荷樓(Mei Ho House)生活館を見学→深水埗をぶらぶら散策→[夕方]地下鉄で炮台山→油街實現(Oil Street Art Space)→恵康(Welcom)スーパーなどで夕飯のお買い物→ホテルに戻る
※今夜も筋肉痛で出歩けず、部屋で明日のプランを練ることに(苦笑)。
4
[午前]地下鉄で天水圍→歩いて屏山文物徑(Ping Shan Heritage Trail)→聚星樓→上璋圍→仁敦岡書室→鄧氏宗祠→屏山鄧族文物館→覲廷書室→清暑軒→[午後]軽便鉄道(LRT)に乗って屏山から元朗へ移動→MRTで元朗から錦上路→歩いて錦田吉慶圍と泰康圍へ→MRTで炮台山→ホテルに戻る
【夕飯は沙嗲軒(Satay Inn)で海南鶏飯!】
[夜]近くの恵康(Welcom)スーパー&7-ELEVENでお買い物タイム♪
5
[朝]のんびりホテルで朝食[午前]ホテルチェックアウト→地下鉄で中環→空港鉄道AEL香港駅→空港鉄道AELで[昼]香港国際空港へ。
[午後]JL便で[夜]羽田空港へ

ホテルで「明日はどこへ行こうか?」と、いろいろな場所をピックアップした中で、今回の旅の後半は新界の元朗(Yuen Long)を訪れることに決めました。降り立った時の最初の印象は、「ここは香港?ここも香港なの?」と、(私が今まで知らなかった)あらたな一面にちょっと驚きました。なんというか、「香港にも地方都市があったのか~」といった感じです。独自に発展した街、地域なのでしょうね。非常に興味がそそられます。

なお、今回もエアはお値段でJALを選択。宿はいつもの城市花園酒店(シティーガーデンホテル)。私が香港を訪れた2018年3月はMTR各駅で第一世代の古い八達通(Octopus)カードの交換を促すキャンペーンやってましたね。私は昨年にツーリスト用カードから普通のものに切り替えていた(というか、一度カードを返却して新たに購入した)のでセーフでした。香港は世界初の公共交通機関でのFeliCa採用の地。今では当たり前になった非接触型ICカード、あれからもう20年(以上)経ったんですねぇ。。。

<2018年4月29日掲載>